ポンドファンダ

警戒すべきは引き続き各国の政治動向で、とくにEU離脱を巡るイギリスの動向には注意が必要だろう。EUとの離脱協定案を臨時閣議で半ば強引に通したものの、アイルランド問題を“人質”としたような協定案は却ってメイ首相に対する議会からの強い反発を招いている。

 “メイ降ろし”が現実味を帯びてくるようなことがあれば、EUからの“無秩序離脱”のリスクが高まったとして、為替市場では英ポンド売り、株式市場では英国関連売りの様相が強まることになる。