APEC、首脳宣言を断念 米中対立で

パプアニューギニアで開かれた日米中など21カ国・地域が参加するアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議が18日閉幕した。例年閉幕時に公表する首脳宣言の採択を断念することが分かった。米中が互いの通商政策を巡って応酬し、対立が激化。議長国のパプアは首脳宣言を議長声明に格下げして公表する見通し。首脳宣言を断念するのは1993年の第1回APEC首脳会議以来、初めて。